ホワイトボードの活用
「なかなか文字が書けるようにならないのですが、、、」 小学校2年生の母親からの相談です。 「あわてることはありません。ABC(abc)位、高学年になれば自然と書けるようになりますよ。」とお伝えするのですが、「そうですけど、、、」と、どうも納得できない様子。自宅ではABC練習帳を見ながら3回書くようにしているのですが、集中しないし、基本的にやりたがらないとのこと。 よく、漢字でも「わからない、小テストで間違えた漢字はノートに5回書きなさい!」と言っているお母様方を見ます。子供もイヤイヤ惰性で書くので4回目、5回目くらいになると丁寧さが欠け…「こんな汚い字では意味がないでしょ、もう1回書きなさい!」と怒られて…。これって本当に身についているのでしょうか…。 子供にとって、鉛筆をもってノートに書くという作業は勉強という意識が強く嫌なものです。そこでお奨めが「ホワイトボード!」。 そう、100円ショップで販売している小さいホワイトボードです。 ノートに書けとういと嫌がる子供が、ホワイトボードとマジックを渡して「さぁ、書くよ」というとなぜか喜んで書きます。間違えたら、サッと消してすぐにしかも丁寧に書きます。 これは中学受験を控えた5・6年生にも有効的です。歴史・地理の暗記物は、頭では暗記したと思っていてもいざ書くとなると漢字が出てこないなんてことが…やはり書いて覚えなければいけません。また算数もフリーハンドで図形・線分図をスラスラと書ける様にしておかなければ問題が解けません。そんなときにホワイトボードがあれば、書くことを嫌がらずにすぐに書き始めます。(受験用にはもう少し大きめのホワイトボートが良いでしょう) ただ、ホワイトボード使用の子供の気持ちとして、書いたものをお母さん、もしくはお父さんに見せたい、そして何かを説明したいと思うようです。ある種、先生になった気持ちになるのでしょうか(笑)。 ホワイトボードを使用する際は、必ずそばにいて、書いた行為を褒め、英語でも、漢字でも、算数でも多くのものを書かせるよう導いてください。 決して「なに、その汚い字は…」なんてことは言わないように!