未来につながる理想の英語教育

目指せ、スコア6.5!! IELTS徹底対策 Vol.1 〜4技能の特色とは〜

この記事は結婚により退社した日出間梓未先生が書いたものです。

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お久しぶりです。池尻大橋校でIELTS講座を担当しております、日出間梓未です。 ブログを見ていただき、ありがとうございます。 今回はもう一度IELTSの簡単な説明と、4技能別対策法をざっと紹介させていただきます。   ―そもそもIELTSとは―

  • 海外の大学、大学院に入学する際に、自分の英語力を証明するテスト
  • 大学留学で必要とされるスコアは大学によって異なり、5.5〜6.5程度
  • 4技能(Listening, Reading, Writing, Speaking)が問われ、配点はすべて1:1:1:1
  • 日本の大学入試でも近年取り入れられており、現在、東京大学を初めとする主要30大学以上で採用

  ちょうど一か月前、IELTS講座を受講している生徒さんが、高校2年生にしてスコア5.5 (英検準一級程度)を突破し、晴れて上智大学、立教大学のAO試験(自由選抜入試)の出願資格を得て、その試験における英語試験が免除となりました。 その生徒さんは、何と言ってもListening力、Speaking力が武器となりました。何せIELTSは(毎回強調させていただいていますが)Listening, Speaking力がReading, Writing力と同等に重要視されるからです。   では、どのように4技能テストに挑んだら良いのでしょうか??   ―Listening― 意外にIELTSで盲点となっているのが、リスニングです。というのも、4技能でリスニングが一番‘人から教わることができない’パートだからです。ですが、教師として、「すいません、Listeningだけは教えることができません」と言う訳にもいきません笑。 IELTSのListeningで聞かれがちなシチュエーションはいくつか存在し、(学校行事などの生徒同士のやり取り、広告の穴埋め、理科的なコンテンツの過程など)、ある程度対策はできるので、また別の記事で、リスニング力アップに効果的な方法をいくつか紹介させていただきます。   ―Reading― IELTSのリーディング問題は、長文が3題、1つの長文に問題が1〜13or14問ほど設けられ、全40問、これを1時間で解きます。内容としては科学や経済雑誌の記事からの抜粋が多く、難しいものも多いですが、TOEFLほど専門的な問題は出ず、例えばマニアックな単語まで知らないと手も足も出ない、といった問題ではありません。 しかし、文章量が多いため、一字一句しっかり読んでいる余裕はありません。ですので、設問を最初にざっと頭に入れてから、段落ごとに、何が書かれているかをより早く掴むことが重要です。   ―Writing― IELTS講座を担当していて最も面白いと感じるのがライティングなのですが、もはやIELTSのライティングは単なる記述ではなく、小論文に近いものがあります。 Task1, Task2とパートが2つあり、Task1は150字以上のグラフなどの分析、そしてTask2が、小論文とも言える250字以上の論述問題です。この2つのパートを1時間で書きます。 Task2では、「死刑制度についてあなたはどの程度賛成か反対か意見を述べなさい」といった非常に考えさせられる問題も含まれます。IELTSのライティングで高得点をマークするに必要なのは、文法力ではなく、発想力、論述力です。ですので、そもそも日本語でもそのトピックに対し自分のアイデアを持っていないと、正直キツいのです・・私も、どんな問題でも立ち向かえるように、日々新聞記事から雑誌のコラムまで、ネタ集めに奮闘しております笑。   ―Speaking― 最もスコアが短期間で上がりやすいのがスピーキングでしょう。IELTSのスピーキングで、そこまで難易度の高い内容は聞かれません。 3つのPartに分かれており、Part1で家族や週末などの身近な話題。Part2でカードに書かれたトピックの約2分間のスピーチ。 Part3では、例えばトピックが歴史だったりすると、「自国の歴史を学ぶのはなぜ大切なのだと思う?」といった、自分の意見を聞かれる問題も出てきます。 試験官、自分のその日のコンディションによってスコアが毎回大きく左右されがちですが、とにかくネイティブとの会話に慣れ、落ち着いて挑めば難しいことはありません。   最後までお読みいただきありがとうございました。   日出間梓未