未来につながる理想の英語教育

素直な生徒は伸びる

中高一貫校に入学したY君。中学1年生から始まる英語に不安を感じEFFECTに4月から入会。中学受験の4科目には英語が含まれていないので小学校5~6年生時に英語を学ぶということは時間的にとても厳しいというのが現状。まさにY君もその通りで、算数の図形、立体問題にABCが使われるからそのくらいはわかるというレベル。正直、大丈夫かな…とかなり心配になった生徒の一人でした。 中学で学ぶ基本英単語を1週間に100単語の暗記、学校で使用する英語教科書は9月末までに終了、というスケジュールに併せて年間5回ある中間・期末試験の平均点は85点以上とする、というノルマも含めてレッスンを開始。make, have, use, school…英語学習経験者には簡単な単語でも、初めての英語学習者にとっては難しい単語、これを1週間で100単語暗記するというのはかなり高いハードルですが、これを必死にこなす。もちろん覚えきれない単語もあり、10単語以上の間違いが発生すると「やる気があるの?」と私から嫌味ったらしく叱咤される。教科書は毎日音読5回に加えて本文の書写&訳。レッスン時に上手に音読ができなければ、これまた私から「時間が無いなんて言い訳はするなよ!」と罵声が…(苦笑)。しかし、Y君は叱咤、罵声を受けた翌週にはキチンと修正し、私がびっくりするくらいに綺麗に音読、単語も完璧に暗記。「中学1年の中間・期末試験は教科書を暗記すれば80点以上は可能、音読を毎日5回すれば暗記できるでしょ。」という私の注文にも負けじと果敢に挑む。 結果、校内試験の英語平均点は95点(学年順位は常に一桁)、2年生になった6月に英検3級、10月英検準2級を合格。もうここまで来ると家庭での英語学習が習慣化されており、英語に関しては心配なしという状況です。 「英語を得意にしたい」という強い気持ちと「やろう」と決めたことを素直にやったY君。今でも、私が出す難題や大量の宿題に「先生、これはないですよ~」とブツブツ言いながらも翌週には仕上げてきております。言われたことをキチンとやりこなす素直な生徒は確実に必ず伸びる。まぁ、これは英語学習だけに限った話ではないと思いますが…。