未来につながる理想の英語教育

私立中学入試に英語、首都圏で30校以上に

私立中学入試に英語、首都圏で30校以上に

1月1日付の朝日新聞デジタルによれば、高等教育現場のグローバル化の流れを受け、首都圏の私立中学入試で英語を取り入れる中学が既に30校以上にのぼるとのこと。都立国際高校が4月より国際バカロレアコース( http://www.kokusai-h.metro.tokyo.jp/HPmaster/ib/index.html )を開始したり、4月から共学化し、英語やサイエンス教育に力を入れ、改革を推進する三田国際では、国語以外の科目は全てネイティブ教師が英語で授業を行う国際クラスが開設されるなど、帰国時期に関わらず受験できる進学先の選択肢が広がり、低学年で帰国した小学生や、帰国生でなくても高い英語力を持つEFFECTに通う生徒たちのことを考えると、こうした流れは大変うれしく思います。以下、朝日デジタルの記事をご参照ください。

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英語を入試に取り入れる私立中学が増えている。模試の実施機関によると、2015年入試で英語を導入するのは、帰国生限定を除いても首都圏だけで少なくとも32校にのぼるという。小学校で英語学習が本格化し、今後さらに進むことを見越して導入が加速している。
昨年12月、横浜市の桐蔭学園であった中等教育学校(男子)と中学校(男子部、女子部)の入試説明会では、保護者ら約800人が初めて入試科目となる英語の説明に聴き入った。担当教員は、英作文の問題も出ることなどを説明し、こう締めくくった。「これからは大学入試に通用する力とともに英語を使いこなす力をつけていくことが重要」。英語は2月2日の午後入試にだけ選択科目として導入し、英検3級レベル(現在の中学卒業程度)の語彙(ごい)や読解力が必要で記述式も出題するという。
「小学生のうちから英語を頑張っているお子さんのニーズに応えたい」と桐蔭学園の山木亨教務部長は言う。説明会に来た神奈川県藤沢市の40代の会社員男性の一家は昨年3月まで約4年間、米国で暮らした。小6の長男の受験を検討中だが、「一般入試でも英語が選べるとチャンスが広がる」と男性は喜ぶ。
背景にあるのは小学校での英語学習の本格化だ。11年度に5、6年生は英語が必修になった。文部科学省は13年12月、授業を3年生からに早め、5年生からは教科とする改革計画を公表した。英会話能力の向上をねらい、18年度からの段階的実施を目指す。
東京都市大付属中(東京都世田谷区)は新たに英語、算数、作文(日本語)の3科目による「グローバル入試」を始める。問題のレベルは英検準2級から2級程度で、筆記のみ。小野正人校長は「英語教育に熱心だったり、親が英語圏出身だったりする家庭から問い合わせがくるようになった」と関心の高まりを感じているという。