英語習得のための、遠回りのようで遠回りでない近道 ~プロローグ~
国際人、国際社会、グローバル化、グローバル人材・・・という言葉、 今まで何回耳にしたことがありますか。 ここ10年余りで本当によく聞くようになったのは明らかですね。 そして、これらの言葉と切っても切り離せないのが「英語教育」。 (もちろん、それだけではないと思う方は大勢いらっしゃると思いますが…) こういった時代や世の流れを受け、書店では、 「英語習得」「英会話マスター」などと謳った本が数え切れないほど出回っています。 しかも、経験の違う学習者が著者ですので、そのやり方は千差万別です。 結局、本屋に足を運んでみたものの、 「『どれを買ったら良いのかわからない』となるのがオチ」 とよく言われていますし、 「実践してみたけどダメだった」 というのもよく聞く話です。 そのような話をあちらこちらで耳にしていては、 「うちの子には何をさせたら良いのかわからない」 と悩んでしまうのも無理はないでしょう。 しかし、(少し楽観的ではありますが) 常に親御さんが心配し続ける必要は無くなってきているような気もします。 「『英語が話せるようになる』勉強法」について興味があるのは 私たち大人だけではないからです。 冒頭のような言葉のシャワーがひっきりなしに降り注ぐ現代社会ですから、 子どもたちも大変興味を持っていることは事実のように思えます。 実は、私が様々な英語塾や英会話スクール等で英語を教えるようになってから まだ10年足らずなのですが、 どこの生徒たちも揃って同じような質問を私にしてきます。 「先生、英語が話せるようになるためには何をしたら良いのですか?」 「一番効率の良い勉強法は何ですか?」 「部活と学校の勉強と塾の宿題で忙しいので、限られた時間の中で無駄なく 楽に習得できる方法を教えてください!」 「どうやったら先生みたいに上手く英語が話せるようになりますか?」 「どんな本を買ったら良いですか?」 「お薦めを教えてください!」 などなど。 「そんな方法があったら先生が知りたいよ〜。笑」 「それがわかったら、きっとみんなが話せるようになってるよ〜。笑」 「本は人によって向き不向きもあるよ。でも、 本を買って読んだだけじゃ話せるようにはならないぞー!笑」 などと答えながら話をし始め、ふと気がつくと残りの授業時間が少なくなっている…、 なんていうこともあります。(あ、これはココだけの話ですよ。笑) 話を元に戻します。 前述しましたように、英語や英会話を身につける方法は実に様々です。 人によって得意分野が違うので、 一概に「コレ!」とは言えないのも理由の1つかもしれません。 そこで、これから数回になりますが、 「効率的」「楽」といった言葉を取り除いて、私の経験談を交えながら、 「これは!」と思うものを綴ってみたいと思います。 誰もが求める「究極の勉強法」になるかどうかはわかりませんが、少しでも 「やってみよう。やろう!」「やらせてみよう。やらせよう!」 と思っていただけると幸いです。 (続く)