未来につながる理想の英語教育

Listening と Speakingの学習

先日、海外ドラマの配信に携わる方の話を伺う機会がありました。 その方曰く、一般の方より海外ドラマを視聴する回数が多いので、英語のリスニングは得意。しかしスピーキングになるとまるで出てこないということでした。 この方のようにインプット量がどれだけ多くてもアウトプットする機会が少ないと「話せない、書けない」という状況になるのは明瞭であり、IELTSのクラスではインプットとアウトプットをどのようにバランス良く、尚且つ効率良く学習していくかが重要になっていきます。 2020年度に大学入試共通テストで導入する英語の民間試験(IELTSを含む)は4技能全てを測るもので、特に日常会話とは異なるリスニングパート(講義形式など)でスコアを伸ばすには、それなりの学習方法が必要と考えます。 IELTSのリスニングテストは4つのセクションに分かれており、最後のSection 4は1人のスピーカーがあるトピックについての(かなり長い)話を聞き取る問題です。生徒から、「興味があるトピックであれば長くても聞いていられるけど、関心がないトピックの場合、さらに1人が延々と話しているのを聞いているのは苦痛でしかない」という旨の話を聞きます。 先日のIELTSの授業にて、まずは「1人が延々と話している」ということに慣れるため、みなさんもご存じのTEDを生徒に紹介しました。スマートフォン専用のアプリもありますので、気軽にアクセスできるのは生徒にとっては手軽です。短いものは5分ほどのスピーチもありますので、まずは毎日5分間だけ興味があるものを聴く(視聴する)という課題を出しました。 今後はスピーチを聴いた後に、トランスクリプトを精読・音読、さらには音声のオーバーラッピング・シャドーイングをすることでリスニングだけではなく、スピーキング能力も上げていくことが、私の狙いです。 今後、このブログにてこのIELTSクラスのリスニング能力の進捗状況を記録していこうと思います。