未来につながる理想の英語教育

幼年期から始めることの大切さ

先月Yahoo Japan! で、下記のニュースを見つけました。 「もうALT任せでは済まない」先生も英語勉強中 迫る小学校「教科」化 夏休み、セミナーや校内研修盛況 https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/354930/   要約すると、 『2020年度の小学校での英語教科化に向けて、日本人教師を対象としたセミナーや研修が、さかんに行われている』 『それらの研修では、各地の小学校の教師陣が、クラス内で使える英語を身につけるために、悪戦苦闘している』 『英語を話すのが得意ではない先生方からは、「ALTまかせではすまなくなる」、「授業中、気づいたら日本語で話している」など、不安の声が挙がっている。』 といった内容です。   2020年の教育改革について、「学ぶ側」ではなく、「教える側」の現場に焦点をあてた点で、興味深いニュースだと思います。 指導要領が急激に変化していくのを、学校側が青息吐息で追いかけているといった調子が、いかに今回の改革が大きなものであるかを物語っています。 同じく英語を教える立場として、全国の先生方の不安は身につまされるようにわかりますが、その一方で、早い時期から英語を学ぶ機会を与えられる子供たちに対しては、うらやましく思う気持ちもあります。   というのも、私自身が高校を卒業する頃になってから、やっと本格的に英語を勉強し始めたような状態で、それ以降、今日まで自分の英語力のなさを痛感するたびに、「もっと早いうちに始めておけばよかった」と感じたことが、幾度となくあるからです。 思えば我々の世代は、小学校では一切英語には触れることができませんでしたし、中学・高校時代の英語の授業も、「教えることはできるが、話すことはできない」先生方から学びました。 ALTなるものから直接教えを受けたことは、数えるほどしかなかったように記憶しています。   自分の英語力の未熟さを、旧来の教育システムに転嫁するわけではありませんが、それでもやはり、外国語をマスターするためには、スタートが早ければ早いほど有利であることは、言を待ちません。 未来の子供たちには、この機会を面倒とは思わず、国際的舞台で活用できるような、英語力を身につけていただきたいと思います。   そして全国の先生方。 そんな子供たちをサポートできるよう、お互い頑張りましょうね…